菊地大稀 #96
佐渡高校→桐蔭横浜大学→巨人(2021年育成ドラフト6位)
2023年成績 14試合 1勝1敗3ホールド 防御率3.71 WHIP1.06(6月11日時点)
巨人リリーフ陣の一角に食い込んだ新潟県佐渡島出身の右腕
昨年は育成ドラフト6位でありながら4月末までに2軍で奪三振率15.60と驚異的な数字を叩き出し4月29日に支配下登録を結ぶ。
同日即1軍昇格を果たし阪神戦でプロ初登板。2イニング2奪三振無失点と華々しいスタートを切った。
しかしその後は制球や変化球の乏しさに苦しみ1軍定着はいかなかった。
迎えた2年目の今年開幕は2軍スタートだったが先発で4回9奪三振を記録するなど相変わらずの奪三振能力で1軍切符を掴み5月2日に昇格。
しかし5月12日の広島戦では延長に満塁ホームランを打たれるなど5失点と打ち込まれ1軍の高い壁に阻まれたと思われたがその後はビハインドの場面で火消しピッチングをするなど徐々に成績が良化。
6月6日のオリックス戦では先発高橋優貴降板後の2番手で登板し3.2回打者8人をパーフェクトに抑えるなど試合を落ち着かせる見事な投球を披露した。
既に昨年とほぼ同イニングの17回を投げており奪三振は同じ21でありながら防御率や四球数、WHIPの数値を大幅に改善させている。
飛躍のきっかけは5月中旬原監督の直接指導で下半身のステップと上半身の開きを矯正した事により変化球でストライクが取れるようになり直近5試合7.2回で無失点と安定感あるピッチングが出来るようになった。
5月13日にプロ初勝利を挙げたほかプロ初ホールドを含む3ホールドをマークするなど巨人リリーフ陣に欠かせない存在となってきた。
ストレートの被打率は3割台だがフォークは打率.000、スライダーは打率1割未満と昨年苦しんだ変化球でアウトを稼げるようになっている。
地元である新潟の佐渡島初のプロ野球選手であり、菊地自身も佐渡島の子供たちに夢を持たせたい事がきっかけでプロを目指したと語っている。
パワナンバー:13400 31670 56369
対左B:対左.130(対右.242)
緊急登板◯:前述の広島戦以外は途中登板で失点した試合はなしなので。代わりに打たれ強さを下げようと思いましたが複数失点もその試合以外ないのでDのままにしています。
回またぎ◯:2回以上投げた試合で許した失点は1点のみ
最近なにか掴んだのか好投が光りますね。巨人のリリーフの中では立派なスペックを持ってるのでこのまま花開いてほしいのですがねぇ。とりあえず気になる選手がまた1人出てきましたね。
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