ライデル・マルティネス #92
エイデデピナルデルリオ高校→ベゲーロス・デ・ピナール・デル・リオ→ティグレス・デ・シエゴ・デ・アビラ→ベゲーロス・デ・ピナール・デル・リオ→中日(2017年~2024年)→巨人(2025年~)
2025年成績 58試合 3勝2敗3ホールド46セーブ 防御率1.11 WHIP0.76
巨人でも高水準の成績を叩き出したキューバ出身のクローザー
キューバの国内リーグでプレーした後、2017年に育成選手として中日に派遣。
2018年に支配下登録され、当初は先発で登板していたがシーズン途中からリリーフに転向。
そこからは不動の守護神としてNPBを代表するリリーフ投手になり、中日での7年間で通算166セーブを記録した。
2024年のオフに巨人と4年50億以上の大型契約を結び、巨人に移籍。
巨人で3年間抑えを務めていた大勢と守護神争いを競う姿勢を見せていたが、シーズンではライデルがクローザーを務める事になる。
開幕から安定したピッチングを見せ、開幕31試合連続無失点で2016年に中日の田島が記録したセリーグ記録に並んだ。
新記録がかかった試合でサヨナラ犠飛を浴び、次の試合で中日細川から逆転スリーランを食らった他、
7月31日の中日戦でも細川にまたもやホームランを打たれるなど7月は月間防御率6.75と苦しんだが、
8月5日から9月30日のシーズン最終登板まで17試合連続無失点と本来の安定感を取り戻し、終わってみれば58試合で46セーブを記録。
中日の松山と共に自身2年連続で移籍後初となる最多セーブのタイトルが確定となった。
松山と共に記録した46セーブは藤川球児(阪神)と岩瀬仁紀(中日)の数字に並ぶセリーグ記録であり、巨人では2013年に西村健太朗が記録した43セーブを更新する球団記録を樹立した。
セーブには強いこだわりがあり、8月15日から29日まで約2週間登板間隔が空いていたが
阿部監督からその間に調整登板を提案された際にも「来るべき時が来るのを待つ」と固辞する姿勢を見せた。
春先は中々球速が出ずに巨人ファンを不安にさせたが徐々に150キロ中盤の球速が出て以降は本来のピッチングを見せ、移籍1年目で圧巻の成績を残す事に成功した。
巨人移籍後は表記は「マルティネス」になっているが、球場でのコールは中日時代と同じライデル・マルティネスで呼ばれている。


パワナンバー:13000 71347 13333
対左B:対左被打率.117(111-13)0HR(対右.226 3HR)
威圧感:これまでの実績に敬意を払って付けさせていただきました。
開幕直後や7月に打ち込まれた時は不安視される声もありましたが、終わってみれば別格の成績を残しました。
この辺はさすがライデルといったところですね。
まだ20代で通算250セーブが見えてきたというとんでもない投手ですが、どこまでこの圧巻のピッチングを見せ続けられるか来年以降も楽しみですね。
ひとまず中日時代では叶わなかったポストシーズンでの登板を楽しみにしておきたいと思います。
最後に最多セーブ獲得おめでとうございます!


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