ラーズ・ヌートバー #21
エルセグンド高校→南カリフォルニア大学→セントルイス・カージナルス(2021年~)
2024年成績(MLB) .237 7本 21打点 OPS.731(7月26日時点)
日本の野球ファンにも多く愛されているMLBプレイヤー
2018年のドラフトでカージナルスに入団。
2020年は新型コロナウイルスが世界的に流行した影響でマイナーリーグが開催されなかったため公式戦の出場はなかったが航空宇宙企業の会社でアルバイトをしたことで自身が野球を愛していることに気づく。
2021年にMLB初昇格を果たし58試合に出場し打率.239 5本塁打を記録。
2022年には出場機会を大きく増やし108試合で打率は.228だったがホームランは14本と大幅に本数を増加させた。
2023年に行われたWBCに日本代表では初となる日系選手として選出された。
ヌートバーはアメリカ国籍だがWBC出場資格規定である「両親のどちらかがその国の国籍を持っている」、「両親のどちらかがその国で生まれている」の2つに該当していたため選出される事になった。
2023年WBCでは全7試合に1番センターで出場し打率.269 7打点 出塁率.424の活躍で侍JAPANを14年ぶりの世界一に導いた。
1次ラウンドの韓国戦でデッドボールを食らうが試合後のヒーローインタビューで「肩凝りが取れたよ」とアメリカンジョークを披露し日本の野球ファンを沸かせた。
2023年シーズンはケガによる離脱もあったがキャリア初の規定打席に到達し打率は前年を大きく上回る.261を記録した。
出塁した際に行うペッパーミルパフォーマンスはカージナルスファンだけでなくWBCを通じて日本の野球ファンにも浸透、専用のグッズも販売されるなど一大ブームを巻き起こした。
打席に入る際などに送られるヌーイングも恒例となっており、こちらも日本の野球ファンに広く周知されている。
日本名は「榎田達治(えのきだ・たつじ)」であり、日本の野球ファンやWBCのチームメイトからは「たっちゃん」の愛称で呼ばれている。
ヌートバー本人は日本語をあまり話せないが、納豆ご飯や梅干しなど日本食には幼少期から馴染みがあり箸の使い方も手馴れている。
2006年の日米親善試合で日本代表選手の船橋悠(早稲田実業高校)と塩澤佑太(帝京高校)をホームステイさせた際、同じく日本代表だった田中将大(駒大苫小牧高校)と斎藤佑樹(早稲田実業高校)らと写真を撮りボールボーイとしてアメリカ選抜の試合に参加した。
この時の経験で日本代表としてWBCに出場する事に夢見ており2023年その夢を実現させた。
パワナンバー:13200 20055 09989
盗塁B:今シーズン盗塁成功率10割
レーザービーム:肩と守備には定評がありWBCでも好守備を度々披露した。
三振:216打席で45三振
WBCから1年以上経ちましたがヌートバーの人気は衰えることがないですね。
クワンやイエリッチなど実績豊富な選手が日本代表でのプレーに意欲的ですがヌートバーには2026年のWBCにも是非出てほしい。
今シーズン2度のDL入りなどケガに苦しんでいますが、チームの優勝争いをモチベーションに頑張ってもらいたいですね。
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